こんばんは、スポーツです!まずはホーム初戦を迎えた琉球コラソンから!昨シーズン、プレーオフまであと一歩のところまで迫り「今シーズンこそは」と意気込むコラソン。ケガ人が相次ぐ苦しい状況の中、地元での負けられない1戦に気迫を見せました。
悲願のプレーオフ進出を目指す今シーズン。琉球コラソンはこれまで、アウェイ3試合、1勝2敗の7位。チームにとって勝って勢いに乗りたいホーム初戦。しかし、チームはエース・東長濱秀作をはじめ主力選手にケガが続出。この苦しい状況のに打ち勝とうと、ケガを押してこのホーム初戦の舞台に立ったのは得点源、村山裕次、そしてキャプテン・水野裕紀でした。
水野裕紀「ここまでリーグ戦3試合で本当にチームに迷惑かけてしまったのでまだ万全ではないですけど、今日は自分が出来ることを精一杯やってチームの勝利に貢献出来ればいいかなと思っています。ホーム開幕ということでみんな気合いも入っているので、全力で戦うだけです。」
対戦相手・トヨタ自動車東日本はここまで1勝2敗1分けながら、リーグ戦上位常連の湧永製薬と互角の試合を演じるなど今シーズン勢いに乗るチーム。そのトヨタ東日本に対し、コラソンは司令塔・水野裕紀を軸に試合を展開!
水野裕紀のロングパスから、この試合がケガからの復帰戦、内山藤将!さらに、水野裕紀が相手ディフェンスを引き付け、空いたスペースに村山裕次!
村山裕次「僕はもう絶対ホーム開幕戦は出たいという気持ちがあって、自分がやってやろうという気持ちでコートに立ちました。」
後半に入ってもキーパー石田孝一がこのセーブ!そしてそのボールを拾った水野裕紀!ホーム初戦にかけるチームの思いをぶつけ東日本に対し、9点のリードを奪います。このまま勢いに乗っていくかと思われたコラソン。しかし、思わぬ事態が発生します。ゲームをコントロールしてきた水野裕紀が相手選手と接触し一時負傷退場。ここから試合の流れが一変します。
東日本に4連続得点を許すと、司令塔を失ったコラソンはオフェンスでもリズムを失いゴールを奪えず。ミスから相手に速攻で点を奪われ、さらに5連続失点。あっという間に1点差…。会場に漂う重い空気。この空気を変えたのもやはりキャプテンでした!
水野裕紀選手「(治療から)戻ってきたらあの点差だったので正直びっくりしましたね。(それでも)僕が入れば点は取れるなというイメージはあったのでそのへんは落ち着いて出来ました。」
コートに司令塔が戻ると再び流れはコラソンへ!水野裕紀を基点に、連基徳!さらには内山!息を吹き返したコラソンが最後は東日本を突き放し、今シーズン2勝目!順位も一つ上げ、これからのシーズンの戦いに勢いをつける勝利をつかみました。」
水野裕紀主将試合後「これで(自分が)戻った試合でいきなり負けるわけにはいかないなというのは自分の中にあったので、正直一番ほっとしていますね。きょう勝ったことで勢いもつくと思うので、来週のアウェイ勝って次のホーム2連戦につなげたいと思います。」
続いては、ビーチサッカーです。砂の上の戦士たちが日本一を目指して熱戦を繰り広げました。
砂浜で繰り広げられるアクロバティックなプレイ!3年振りに沖縄で開催された「全国ビーチサッカー大会」。全国105チームの予選を勝ち抜いた代表16チームが、ビーチNo1の座をかけ、沖縄で熱い戦いを展開。4つのグループでのリーグ戦に臨み、きのう決勝トーナメントを迎えました。注目は大会二連覇がかかる、県代表ソーマプライア。チームを率いるのは、先月のW杯でも日本代表として出場した監督兼選手でもある、河原塚毅。
河原塚毅選手「3年ぶりの地元開催ってことなので沢山の方が応援に来てくれてるんで、(応援してくれてる人達の前で)沖縄代表として優勝して喜びを分かち合いたい。」
河原塚以外にも2人の日本代表を擁するソーマ、土曜日Aグループを1位通過し、きのうの準決勝でも湘南スプレッドを相手に王者の実力を見せつけ6-1の圧勝!決勝へと駒を進めます。
この時、準決勝、隣のコートで熱戦を繰り広げていたのはソーマプライア最大のライバル、東京レキオス。レキオスはもともと沖縄生まれのチームでこの大会では4度の優勝経験を持つ強豪チーム。序盤から差を広げ、相手に得点を許さずこちらも決勝進出を果たしました。
河原塚毅選手「どっちが最強なのかを決勝で、沖縄が強いってことを証明したい」
ビーチの王者の名をかけて、決勝戦が始まりました。日本のトップを争う2チームは互いにボールをゆずらず、第1第2ピリオドともに無得点のまま。ソーマの強いディフェンスの前に、パスをつなぐことが出来ない東京レキオス。
一方ソーマも、幾度となくチャンスを逃します。0-0で迎えた第3ピリオド。その開始直後でした。レキオスのエース茂令羅に痛烈な先制点を許してしまいます。
1点を追うソーマ、疲れを見せるレキオスに対し、最後まで攻め続けましたが、1点に涙をのんだソーマ。大会連覇はなりませんでした。
河原塚毅選手「日本一のタイトルをチャレンジャーとしてまた、取りに行かなきゃいけないし、沖縄がビーチサッカーのメッカだと、一番ビーチサッカーが強いチームだという所をまた来年証明しなきゃいけないので、その為にまたチーム一丸で頑張っていきたいと思います。」