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那覇商工会議所の國場幸一会頭が、8日の外務・防衛大臣との懇談の中で、普天間基地の辺野古移設について、「日米合意通り進めて頂きたい」と求めたことを明らかにしました。
國場幸一会頭は岸田外務大臣と県内経済界代表者らの意見交換会に出席。また、夜には小野寺防衛大臣との非公式の懇談会にも参加しました。
國場会頭は「普天間が固定化することは県民にとってプラスにならないと。ですから、これまでの合意通り粛々と進めて頂きたいという趣旨を言いました」とQABのインタビューに答えました。
國場会頭は、経済界として意思を統一したわけではないとしたうえで那覇商工会議所会頭として、両大臣と意見を交換したと述べ、次のように話しています。
「もし辺野古ができずに普天間が固定した場合、あと10年20年というこの状況で、この責任をどなたがおとりになるんですか」と述べました。
一方、仲井眞知事は、経済界の一部からこうした声が上がったことについて、次のように述べました。「色んな意見があることは確かです。政府もそうだしね」
國場会頭は、これまでも沖縄防衛協会会長として、辺野古移設を容認する姿勢で知られますが埋立て申請の知事の承認判断が迫る中反対派だけでなく容認派の意見も今後活発化しそうです。