10月9日水曜日のニュースQ+です。来年のセンバツ甲子園出場の重要な参考となる九州高校野球大会は今月26日に県内で開幕しますが、その九州大会を前に、きょう秋の県大会決勝戦が行われました。
対戦した2チームは奇しくも、この夏の決勝戦と同じ顔合わせ。劇的な幕切れとなった3位決定戦と合わせてどうぞ!夏の決勝戦、栄冠を手にした沖縄尚学に2年生主体のチームで挑み、涙を呑んだ美里工業。
あれから3か月、夏のリベンジを誓い美里工業のマウンドに登ったのは今大会初先発の長嶺飛翔(つばさ)
長嶺飛翔投手「夏はたくさん打たれたので、今年の秋は絶対に打たれないという気持ちで、ずっと練習してきたので」
チームにとっても、そして長嶺自身にとっても夏の雪辱を誓う試合でした。その長嶺、ピンチを背負いながらも要所を締める投球で、沖尚打線に得点を与えません。
一方、今大会4試合でいまだ失点の無い沖縄尚学、チームの大黒柱・エース山城大智が美里工業の前に立ちはだかります。試合は互いに譲らず延長戦へ。その均衡が崩れたのは、延長10回表でした。美里工業はヒットとフォアボールなどで2アウト満塁のチャンスを作ると、バッターボックスには4番花城航
走者一掃のタイムリー3ベース!美里工業が、沖縄尚学からの初得点を奪います!その裏、美里工業のマウンドには8回からマウンドを引き継いだエース伊波友和!
伊波友和投手「夏はマウンドに上がれなくて、沖尚の時は投げたい投げたいと思っていて、絶対に負けられないという気持ちで強気に投げました」
最後は渾身のストレートでゲームセット!夏の雪辱を果たした美里工業が21年ぶり2度目の優勝を果たしました!
こちらも熱戦となった3位決定戦。宜野座対八重山商工。宜野座の伊保拓海と、八重山商工の馬場寿希矢、両エースの投げあいは、3位決定戦、異例の延長戦にもつれ込みます。
試合は、延長15回表、八重山商工の攻撃、2アウトランナーなし、打席にはこの試合ノーヒットの3番原田。再試合目前の土壇場で、大会7号、決勝点となるソロホームランで勝負を決めました。
この結果、ご覧の4チームの順位が確定。今月26日からの沖縄で開幕する九州大会に出場します。九州大会のベスト4以上がセンバツへの必要条件!各地区の予選を勝ち抜いた18チームが沖縄で熱戦を展開します。