こんばんは、スポーツです。来月開幕する秋の九州高校野球大会。来年春のセンバツ大会へとつながるこの大会、今年は地元沖縄での開催とあって、出場枠が2チーム増え、県内から4チームが出場できます。きのうはその代表4チームが決定する準々決勝!4試合一挙にどうぞ!
北谷公園野球場、第1試合は、今大会第1シードで、今年の夏、現在の2年生、中心のチームで準優勝を飾り、旋風を巻き起こした美里工業が登場しました。
試合は序盤、嘉手納の守備の乱れに乗じた美里工業が4回を終わって5対1とリード。投げては、エース伊波友和。
伊波ピッチャー「みんなが先に点取ってくれたんで安心して投げることが出来ました。」
7回には、自らのバットで決勝点を挙げるなど、12奪三振2打点と、エースの投打にわたる大活躍で、美里工業が、21年ぶり2度目の秋の九州切符を手にしました。
伊波ピッチャー「九州では美里工業初のセンバツ出場できるようにあと準決勝決勝残ってるんで優勝できるように頑張りたいです」
続く2回戦は、宜野座対浦添商業。
去年秋の王者宜野座には、チームを支える笑顔のキャプテンがいました。當眞圭介。
當眞「自分がずっと笑ってて元気出せばみんなついてくるんで。取り柄が元気なんでいつも頑張ってます」
2対0、宜野座リードで迎えた4回ウラ1点を献上しなおも満塁のピンチ浦添商業4番ピンチヒッター吉山の打球はセンターへ、タッチアップでホームを狙うランナー。ボールはピッチャーを中継してバックホーム!クロスプレーでアウトにすると、當眞は全身で喜びを表します。
當眞「自分たちはそれなりの練習やってきて満塁だろうが自信があって、あとは信じるだけだったんでチームを。」
その後試合は延長戦へ!延長戦、先にチャンスをつかんだのは浦添商業。10回のウラ、9番新里が2ベースヒットで出塁すると送りバントで三塁へ。
その後宜野座の三番手知念が2者連続フォアボールを与え満塁。しかし、このピンチでもキャプテン當眞は笑顔でした
當眞「自分がずっと笑ってて元気出せばみんなついてくるんで」
浦商4番福治を三振にして2アウト、そして5番儀保、
最大のピンチをしのいだ宜野座は迎えた延長14回ランナーを置いて打席には、笑顔のキャプテン當眞。
當眞「正直自分が決めるつもりで入ってました。監督が俺、信じてくれてたんで、信じる力って大きいんで自分にとっては不安な心よりも安心した気持ちで打席に立てました。」
キャプテンのバットで勝ち越した宜野座!2年連続の九州大会出場です。
當眞「九州決まってこれからは苦しい試合しかないと思ってるんで7今日の勝利を噛みしめて次の試合に向けて練習から雰囲気作りをしていきたいです17
一方、セルラースタジアムの第1試合は、3年生が抜け、メンバーが12人しかいない八重山商工と3年生が抜けてもおよそ70人のメンバーが残る知念の一戦。
12人のメンバーのエースとしてマウンドに上がるのは八重山商工・馬場寿希矢。
馬場寿希矢投手「一人ひとりが全力を出したら、相手が20人でも敵うということが表せられるんで」
馬場は要所を締めるピッチング。その力投に、守備もノーエラーで応えれば、最後はエースが渾身の投球で三者連続三振!八重山商工、12人で全力で九州大会に挑みます!
馬場寿希矢投手「九州大会は沖縄よりももっとレベルが高いと思うので一戦必勝で全力でやりたいです。」
今年の夏の大会・準決勝と同じカードとなった、第2試合。夢半ばで敗れ、先輩たちを涙で見送った真和志にとって早くも訪れたリベンジの舞台。しかし、その前に立ちはだかったのが、沖尚の新エース・山城大智。
山城から点をとれずにいると、3回のウラ。真和志のエース・山入端立郎がつかまり、沖尚に先制点を奪われます。
前日に延長13回を一人で投げ抜き、疲労のたまる山入端。それでも、懸命に腕を振っていました。
山入端立郎「(連投で)きょうはきついと思うけど腕を振るのを忘れずに投げれと言われました。」
アドバイスを送ったのが前チームのエース・譜久村誠悟。
真和志前エース譜久村誠悟投手「甲子園に行けなかった(思いは)後輩に託すことしかできないので、必ずやってくれると思います
山入端立郎「夏のリベンジということで3年生の気持ちの分も背負って。」
3年生の目の前で同じ相手には負けられないと後輩たちが強豪・沖尚に立ち向かいます。粘りを見せる真和志でしたが、終盤7回のウラ。山入端が、ついに追加点を許しなおも、2アウト1塁2塁のピンチ。沖尚4番・上原を切って取りこのピンチを最少失点で切り抜けます。
その差2点。真和志、逆転の望みをかけた9回。
最後は山城のこの日最速141キロのストレートが決まりゲームセット。沖縄尚学は4季連続の九州大会へ。真和志は悔しさを胸に、来年の戦いに挑みます。
譜久村「また夏チャンスあるんだから、それをしっかり。頑張れ!」
では改めて、激戦を勝ち抜いた沖縄代表4校です。去年、秋の九州大会を制しセンバツ出場を果たした沖縄尚学をはじめご覧の4校が来月26日に沖縄で開幕する九州大会に挑みます。県勢の活躍を期待しています。以上スポーツ部でした。