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さて、おとといセルラースタジアムでは野球の試合ではなく、ちょっとユニークなイベントがありました。沖縄の笑いをリードする団体の、さらなる挑戦です。

観客・女性「すごくバカなことを真面目に一生懸命にやっているところすごくおもしろいです。」

観客・男性「沖縄のお笑いを沖縄の言葉とか文化で伝えているというのが県外ものからすごくいいなって思います。」

県外からもかけつけるほど多くの観客が心待ちにしていたのは、お笑い米軍基地などで笑いを提供している演芸集団FECの旗揚げ20周年記念プレイベントです。このファン感謝祭には、およそ800人がかけつけ日頃、テレビやラジオで活躍する芸人たちと交流しながら借り物競争やリレーなどの運動会の他、芸人たちによる歌やダンスが披露されました。

20年前FECを創設したのは、山城智二さんの兄達樹さんその頃の沖縄は若手芸人たちがネタを披露する場がなく、定期的に笑いを発表する場を作りたいと達樹さんは、FECを設立。しかし、その3年後達樹さんは急逝してしまいます。

そんな達樹さんの遺志を引き継ぎFECは、沖縄から発信する笑いにこだわり続け20年を迎えました。

山城智二さん「まだ、沖縄でお笑いというのが全く形になっていないような状況の中20年前ということだったので、真っ暗やみで動いているような感じだったんですけど、でもみんなで一段づつ協力しながらやったんでここまでこれたのかなーって思いますね。」

沖縄のお笑いを追求するFEC。その笑いの風が全国に吹き始めています。

智二さん「ここでしか見られないもの沖縄の笑いっていうのをこれからも追及していけばこういう形でたくさんの皆さんが来てくれるかなーって思いますね。」

フィナーレでは、達樹さんの息子さんが当時のコントを披露。芸人さん同士の結婚発表もあった!