※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

返還された軍用地の原状回復の難しさが改めて浮き彫りになりました。

17年前、恩納村の返還軍用地から見つかった猛毒のPCBポリ塩化ビフェニールを含む汚染物が、2013年度ようやく処分されることになり近く県外の廃棄物処理施設に、搬送されることがわかりました。

沖縄防衛局によりますと処分されるのは1996年、返還された恩納通信所の汚泥処理槽内で見つかったドラム缶にして694本、104トンにのぼるPCBを含む汚泥です。

PCBは毒性が強く発がん性があると指摘されていますが、国内では処理する業者が限られているため、これまで17年にわたって処分できず、航空自衛隊恩納分屯地で保管されていました。

沖縄防衛局では現在処理と運搬を請け負う業者の入札を行っていて、2013年度中に処理を終える方針です。

また2013年度中には自衛隊恩納分屯地で見つかった別の218トン、ドラム缶にして1100本のPCBを含む汚泥も県外の処理施設で処分されることになっています。