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普天間基地の移設先として国が埋め立て手続きを進めている名護市の大浦湾で、ジュゴンのえさとなる海草藻場の調査を10年かけて実施してきた団体が結果報告を発表しました。
海草藻場の観察は、日本自然保護協会が2002年から2012年まで10年かけて、延べ359人の市民が参加して行われました。
調査は、名護市東海岸の嘉陽と辺野古の2か所で、不作為に設置した50センチ四方の枠の中に、どんな海草がどれだけ生息しているのか種類ごとに記録し、データを集計したものです。
この結果、、本島周辺では最大の規模の海草藻場が安定した状態で広がっていて、海草の種も多様であることが報告されました。
日本自然保護協会では、このデータを辺野古の埋め立て申請の内容審査に反映させて欲しいと、県環境政策課と県知事に提出するということです。