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きょうから1学期後半がスタートしましたが、ことしの夏休みはお化け屋敷に行ったという子どもたちも多かったようです。

旧盆のあった先週、那覇市の書店で、一風変わったイベントが開かれました。

午後10時。ひっそりとした深夜の書店。暗がりの中、多くの人が集まっています。耳を傾けているのは「沖縄の怪談」。

この日、閉店したあとの書店で、怖い話を語り合おうというイベントが、那覇市で開かれていました。

語り手「ぱっと目を開けた瞬間、またこっちにいるんですね。その時にあんた何々でしょう!って。」

話をするのは、10人の語り手たち。自分自身の体験談や自作の怪談を雰囲気たっぷりに語ります。

語り手「ある夜の事です。そろそろ休むとするかと思っていたところでした。トントン・・・トントン・・・表の戸をひそかに叩くような音がするのです」「はて今頃誰じゃろう主人は土間に下りてどちら様じゃ?何か御用かね?するとかすかに聞こえるか聞こえない声で飴をいただきに参りました」

全国各地で語り継がれる「飴買い幽霊」の話。

しかし、沖縄バージョンの起源となった場所が、書店のすぐ近くにあるという結末に、怖さは一気に身近なものに。

こちらの男性は、あるホテルで怪奇現象にあったといいます。

語り手・男性「はあはあはあはあ・・・はあ。これちょっと…しかもよく聞くと、布団の中から聞こえてくるんですよ。」

泊まったのは、実は過去に多くの事件があったといういわくつきのホテル。しかし、さらに怖いのはここから。スマホを使って、そのホテルの名前を検索すると・・・。

主催者のひとり。琉球の妖怪などを紹介する新聞連載などでも知られる小原猛(こはらたけし)さん。

小原猛さん「普通の人とか異業種の人もこういう怖い話を色々体験しているので、それをみんなで一話ずつ持ち寄ったら面白いんじゃないか。そういう感じで始まった会ですね。はい。」

意気込む小原さんですが・・・。

小原さん「北部の東海岸のある部落にはUFOが出るんですよ。部落の中を銀色のUFOが道路に沿って、カクカクって曲がりながらこの2時から3時の間に出てくると。」

怖いながら何だか笑える話も飛び出しながら、夜は更けていきました。

参加者「すごくこわかったです。はい。」「この遅い時間で、暗い本屋さんの中っていうのが、またすごく刺激的でいいなと思います。」「日頃不思議だなと思ってることを違う方から聞くことであるあるって思ったりとか、実感で感じられることがあったりしたのでそれは楽しかったです。うん。」

小原さん「やっぱり沖縄というのは、僕は本土の出身ですけど、本土とはまた違った精神風土とかいろんなものがありますので。向こう側との霊界との膜がとても薄いんですよ。そういうのを皆さん生活の中に溶け込んで、楽しんで下さったらいいなと思います。はい。みんなで盛り上げていきたいですね。はい。」