山口県岩国基地に駐機していたアメリカ軍の新型輸送機オスプレイ9機が、12日、沖縄に移動しました。
岩国離陸「午前7時55分です。オスプレイが今飛び立ちました。普天間への移動が再開されました」
野島「午前10時を回ったところです。岩国基地を飛び立っておよそ2時間、追加配備される残り10機のうち、現在2機が宜野湾市の住宅地上空を連なるように、次々と2機が飛んでいくのが確認できます」
草柳「追加配備のオスプレイ4機がほとんど固まった状態で、市街地上空で高度を下げてきました。独特の重低音を響かせながら、4機が今度は縦一列になりました」
空軍ヘリの墜落事故からわずか1週間。延期されていたオスプレイの追加配備がきょう、再開されました。
普天間基地には、午前中、8機のオスプレイが次々に飛来しました。
安部総理「日米の合意を適切に実施していくように、米側と緊密に連携をとっていきたい。いずれにせよ、沖縄の負担軽減、少しでも軽減が進んでいくように全力を挙げていく考えであります」
高良副知事「墜落事故が発生して、県民の安全性に対する不安と言うのが高まっている時期でもありますので、その面からみても、大変遺憾な事態だと言う風に申し上げるしかないと思います。」
佐喜真市長「残念であると。宜野湾市民が一番犠牲を強いられている中での今回の8機来たのは残念で遺憾だと言わざるをえません」
市民は「とっても残念です。自分たちの気持ちを聞いて、全然くれなくて」「元々内地から来た人間で、こっちに来てから今まで意識しては無かったんですけど、危機感と言うか、考えなきゃいけないと思うようになりました」「全然住んでいる人のことを考えてないのかと思います。政府の人たちは」と話しました。
保育園では
よく来るのオスプレイ?
園児「前から来てたよ」
どんな風に飛んでたの?
園児「ぐるぐるぐるぐるって」
午後にはさらに1機が飛来し、岩国には1機が残るのみとなった。