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沖縄市のサッカー場工事現場で、アメリカ軍の廃棄物とみられるドラム缶が発見された問題で、現場の土壌調査を始めたところ、新たに7個のドラム缶が見つかりました。

沖縄市と沖縄防衛局は午前9時前から現場の土壌サンプルを取り出す作業を始めたほか、掘り出されたドラム缶16個を解体し、中身を取り出しました。

ところが、その途中、6月にドラム缶が見つかった現場のすぐ近くで新たに3個のドラム缶が埋められているのがみつかりました。

このうち1個には白いストライプが入っていて、これはベトナム戦争当時に使われていた枯れ葉剤の一つ、エージェントホワイトのドラム缶と似ていますが、白いストライプの位置が違っていて、詳しく調べなければわかりません。

沖縄生物多様性市民ネットワークの河村雅美さんは「ドラム缶が掘り出された場所だけではなく、全面的な掘り起しが必要だということを要求しているが、新たな3本が出たということで、完全にそれをやらなくてはいけないという根拠になったと思う」と話しています。

夕方になって2本が掘り出されましたが、さらに別の4本が埋まっていることが確認され、作業は3日以降に持ちこされました。

沖縄市と沖縄防衛局ではダイオキシンやPCBなどを調べる方針ですが、アメリカ軍が扱っていた化学物質は多岐にわたっていることから、予定している調査項目だけでドラム缶の中身を特定できるのかどうか、確認が必要です。