※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

防衛省は1日、普天間基地に追加配備される新型輸送機オスプレイが7月末に山口県の岩国基地に搬入されることを正式に伝えました。

1日午後、山口県に山本知事を訪ねた左藤章防衛政務官は、オスプレイ12機が7月末に岩国基地に搬入されることを説明し、理解を求める要請文を手渡しました。

同じころ、沖縄でも防衛局職員が県庁を訪れ、オスプレイが岩国基地へ搬入されたあと機体整備や点検などを経て、一週間をめどに、順次、普天間基地に移動する見込みだと説明を受けたということです。

説明を受けた親川基地防災統括官は「やはり県としてはオスプレイの不安についてはまだいっこうに払しょくされていませんので、この(オスプレイの)配備についての配備計画の見直し、分散配置とか、ひとつひとつしっかり、県としても引き続き訴えていきたいと考えています」と話していました。

追加配備のスケジュールが示されたことについて、仲井真知事は「配備中止を要請してきた考えに変わりはない」として「配備中止を前から要請しています。配備計画の抜本的な見直しを政府に、こないだもやってきた。その考えに変わりはありません」と述べました。

防衛局職員らはその足で宜野湾市にも出向き、市の担当者におよそ15分にわたってスケジュールを説明しましたが、どちらでも報道陣の取材に答えることはありませんでした。