きょう紹介するのは県内トップクラスの進学校、開邦高校。キーワードは「時間」です
県立開邦高校。進学校で勉学に励む生徒たち。進学校ゆえに勉強とスポーツの両立という悩みを抱える。しかしその「悩み」を力にして野球に励む部員姿があった。
練習時間は平日の放課後、午後5時から6時40分まで。土曜、日曜は練習できない。限られた時間を最大限に使う、これが開邦野球だ
20人の部員を引っ張るのはキャプテン・伊佐投手。医学部志望で成績は校内でトップ10入る実力。そんな彼が野球にこだわるのは何故なのか。
伊佐碧投手「もし野球がなかったら?勉強も頑張れなかったと思います。どっちつながるところがあると思うんですよ。たとえば日々の授業で集中して授業受けるんであれば、野球の練習でも集中してできるだろうし、野球で厳しい練習忍耐して続けてれば勉強でも苦しい時でもがんばれると思います」
大城盛隆監督「集中してインコース狙ってごらん、集中してやってごらん、まずやってごらん」
大城監督「ピッチャーとしては頑固な子で、きちんと理論を話をしないと納得しない」
伊佐の頑張りに仲間も刺激を受けている。
穂積大貴外野手「高校なって肘を壊してしまったので、野手として頑張ってます。最初は自分もピッチャーしたくて、守ってて悔しい思いというのがあったんでいすけど、ピッチャーとして頑張っている姿とキャプテンとして頑張っている姿を見て、自分もチームのためになにができるかと考えた時に、野手としてプレイを頑張っていこうと決意しました」
少ない時間の中なにかをつかみたい。勉強も野球も僕たちにとっては欠かせないものだ。
『君たちにとって野球とは?』
中真彬登外野手「心のよりどころ」
伊波愛斗内野手「ないといけないというか、あっての野球というか」
平山朝登外野手「ちょっとうまいの言い過ぎでしょ(笑) 仲間と一緒に全力をささげれるし、和も一番のチームメイトなんで、学校でも野球を一生懸命できるし、やっぱり仲間がいていいものだなと思います」
マネージャー・當眞千賀さん「(キャプテンはどんな子?)頑張り屋だけど、自分はそう思っていない感じの…努力家?ですね。(副キャプテンは?)目がキラキラしてます」
大城監督「素直という武器を持っていると思います。ひとつ教えたら、3つ4つ次のことを考えたりする子どもたちです。あと1か月しかないんですが、今後ももっと伸びるんじゃないかと感じてます。期待してます」
<部員20人。笑顔の中で彼らは夏の1勝をめざす。
『合言葉はYES!めざせ甲子園!おー!』