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アメリカ軍は28日の墜落事故の後、中止されていた嘉手納基地所属のF15戦闘機の飛行訓練を再開させました。
墜落事故を受け嘉手納基地所属のF15戦闘機は、発生日の午後から訓練を停止していましたが、嘉手納基地報道部はすべての戦闘機の点検は終了したとして、30日から飛行訓練を開始すると発表しました。
この中で、嘉手納基地の副司令官、ブライアン・マクダニエル大佐は「周辺地域とパイロットの安全は最重要事項だ」として運用が安全に行われるよう努力すると強調しました。
ところが、飛行訓練開始後の30日午前、F15戦闘機1機が嘉手納基地に緊急着陸しました。目撃者によりますと、訓練から帰還する際に片方のエンジンに何らかのトラブルが発生し、そのエンジンを止めたまま、着陸したということです。沖縄防衛局に対しアメリカ軍は「航空機1機が予防着陸した」と伝えてきたということです。
こうした事態を受け、嘉手納町の當山町長は県民の生命を軽視していると反発しています。當山宏町長は「安全管理を十分徹底しないで訓練をしているということがあるのであれば、これはもう断じて許されるものではない」と話しました。嘉手納町では、週明けにもアメリカ軍に抗議する予定です。