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2013年4月から大阪の大学生2人が宮古島の大野山林に入って野鳥の生体を研究する調査を重ねています。
大井沙綾子さんと田中健太さん。ふたりは大阪市立大学理学部生物科の4年生です。動物機能生態学の研究室に所属していて、卒業論文を書くため4月から宮古島で調査をしています。テーマは大井さんがサンコウチョウの生態、田中さんはキンバトの生態です。
大井さんは「雄の尾の長さと繁殖成功の関係を見てみようと思う。雄は尾が長かったら繁殖成功率が高いといわれているので、実際にどうなっているのか具体的な数値を出していきたい」と話し、田中さんは「キンバトの繁殖について詳細な調査をしたい。営巣場所や成功率、つがいの関係、何を食べるかなど調査をしていきたい」とそれぞれの調査の目的を話していました。
大井さんは「大野山林で調査しているので、宮古の人たちにサンコウチョウはおもしろい鳥だということをより多くの人に知ってもらえたら」と調査への意気込みを語っていました。
この日調査できたのは1羽だけ。野生の生き物相手の地道な調査は8月まで続きます。