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5月15日はアメリカの政権下に置かれていた沖縄が本土に復帰した復帰記念日です。

1972年の本土復帰。しかしそれは当時、県民が強く望んでいた基地のない沖縄ではなく、多くの基地を残したままの復帰でした。

それから41年、いまだに沖縄には日本に駐留するアメリカ軍施設の74パーセントが集中し、米軍がらみの事件事故が多発するなど、過重な基地負担の現状は変わっていません。

さらに政府は沖縄が米軍統治下に置かれたその日を「主権回復の日」とし沖縄の反発を呼んだほか、普天間基地の辺野古移設の動きを加速させるなど、政府と沖縄との温度差は強まるばかりです。

県民の男性は「復帰41年目。ちっとも基地減ってないですね」と話し、別の男性は「復帰記念日でしょ。どこに復帰したかわからんけど」と話しました。また別の女性は「アメリカの統治下っていう変わらない現状というのもあるし、自分も勉強不足でわからないんですけど、やっぱこの日になると特別な気持ちになります」と話しました。