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日台漁業協定締結問題で、県議会経済労働委員会は14日に石垣市の八重山漁協の役員から状況を聞きました。
八重山漁協の上原亀一組合長ら役員は、台湾の漁船がすでに石垣島近海まで入り込んで操業していると写真を示しながら説明し、協定の見直しを強く訴えました。
八重山漁協の役員は「国は丸投げじゃないですか、はっきり言って。自分たちで勝手にやって」「ルールとかいろいろやっているけど、とんでもない。現場では戦争していますよ」と話します。
これを受け、県議会経済労働委員会・上原章委員長は政府の責任でひとつひとつ課題を解決してもらわないといけないと述べ「地元の皆さんの思いを全く受け止めていない協定だったというのを非常に感じました」と話していました。
一方、水産庁は14日、波照間島の東の排他的経済水域で、無許可操業をしていた台湾漁船1隻を拿捕しました。日台漁業協定締結後の台湾漁船の拿捕は初めてです。
高良倉吉副知事は「まさに沖縄の漁業者たちの生活の場であるところでそういう拿捕事件が起こったということは、ちょっと深刻に受け止めたい。大変遺憾な出来事に思います」と話しています。