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5月3日は日本国憲法が施行された憲法記念日です。那覇市では憲法講演会が開かれ、東京大学大学院の高橋哲哉教授が講演しました。

高橋教授は、安倍内閣による憲法改正の狙いを「憲法9条を改正し、自衛隊を国防軍に変え天皇を国家元首とすることだ」と指摘。そのために、96条の改正規定の緩和に動き出している安倍内閣に危機感を募らせました。

また沖縄のアメリカ軍基地について「日米安保を容認し沖縄に基地を置くことを認めている多くの国民の意識が、結果として沖縄に過重な犠牲を強いている」として、次のように述べました。

「安保体制を必要としているヤマトが基地の負担を引き受けるのが筋ではないかというふうに思います」高橋教授は平和憲法を守る運動を広げようと訴えました。

宜野湾市では3日、「新しい憲法をつくる沖縄県民のつどい」と題して憲法改正を訴える講演会が開かれました。

近代姫路大学の東裕教授は「国際情勢の変化に対応するような憲法や法的な整備がないと、例え自衛隊がしっかりしていても大変心もとない。

国際協力や外交交渉も、今の憲法では、不十分で不備がある」と指摘しました。集会では、「今の憲法は、GHQが日本に押し付けたもの、真の独立国に相応しい新しい憲法に改正すべき」という決議文が採択されました。