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浦添市の病院で行われた親子の生体腎移植手術で、息子に腎臓を提供した母親が手術の際に大量出血し、死亡していたことがわかりました。

同仁病院の山内英樹院長は会見を開き「当院におきまして大きな医療事故が発生いたしました。心よりお詫びを申し上げます」と話しました。

生体腎移植手術が行われたのは浦添市の同仁病院で、同仁病院によりますと4月13日、母親から息子へ腎臓を提供するため、母親の腎臓を取り出す内視鏡手術の際に大量に出血し死亡したということです。

病院では事故調査委員会を設置し、死亡原因やなぜ大量出血したかを調べていますが、今のところ原因はわかっていません。

山内英樹院長は「今回、普通と違っていることはほとんどしていないと聞いております。ですから尚更、原因についてしっかり究明をしなくてはいけない」と話します。

日本移植学会によりますと生体腎移植はこれまで、国内でおよそ2万件実施されましたが、提供者の死亡は今回が初めてです。学会では専門医らを派遣して、手術に問題がなかったかどうかを調査することにしています。