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およそ40年間原発労働者などを取材してきた76歳の現役ジャーナリスト柴野徹夫さんの講演会が10日、那覇市で開かれました。
柴野さんは1937年生まれの76歳。およそ40年前から各地を渡り歩く原発ジプシーと呼ばれる労働者を取材してきたほか、自らも原発労働を体験しその苛酷な実態を明らかにしてきました。
東日本大震災以降は福島に何度も足を運び避難している人々が直面している生活苦や家族の崩壊などを取材。沖縄と福島が共有する苦しみをについて次のように指摘しています。
柴野さんは「沖縄の状況は(福島と)そっくり。権力によって何十年も踏みつけにされながら、搾取され続けながら」「それでも国家は謝罪もしなければ罪にも問われない」と話しました。
柴野さんは政府が原発事故について終息宣言をしたのは嘘であり、原発は国家による犯罪だと厳しく批判しています。