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八重山地区の中学公民の教科書採択問題は、3月に文部科学省の政務官が県教育委員会に対し、採択の一本化を迫るなど、指導に乗り出しましたが、4月1日付で就任した諸見里明県教育長は従来の立場を踏襲する見解を示しました。
諸見里明県教育長は「県としては、竹富町教育委員会の決定を尊重せざるをえません」と話しました。
八重山地区の中学公民の教科書は、石垣市と与那国町が育鵬社版に、竹富町が東京書籍版に分かれていて、3月に文部科学省の政務官が県教育委員会に対して育鵬社版での統一を求めていました。
諸見里県教育長は採択は3市町の判断に委ねるとした上で、2013年度も東京書籍版を採用した竹富町の判断を尊重せざるをえないと述べました。その上で、採択の1本化に向けた協議は継続するということです。