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沖縄を訪れる外国人旅行客がより便利で快適な観光を楽しめるように、留学生の視点から観光を考える意見交換会が開かれました。

5日の意見交換会は、外国人客が沖縄での旅行先で不便に感じる点を検討し、今後の観光に生かそうと開かれたもので、県内に留学中の学生たちに那覇市や渡嘉敷村での観光ツアーに参加してもらい、彼らが気づいた点などを発表しました。

参加した留学生のひとりアルジェリア人の男性は「アルジェリア人から見た沖縄の魅力は美しい海です。海の自然を守るために、海辺に建物や工場などを建てたりビーチをごみで汚したりしないよう提案したい」と話していました。

また、留学生からは「路線バスの案内が難しく運賃が高すぎる」「観光地の説明文は、日本語を直訳したような分かりにくいものが多い」などの意見が出ていました。また、アルジェリア人の学生からは「イスラム教徒は沖縄の伝統の豚肉料理が食べられない。宗教を考慮したメニューを用意しては」といった提案も出ました。

沖縄側の参加者は「外国の文化や宗教に対応できる柔軟性を持ちたい」と話していました。