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普天間基地の辺野古移設に向け動きが加速しています。安倍総理がアメリカのオバマ大統領に辺野古沿岸部の埋め立て申請を3月中に行う考えを伝えたことが明らかになりました。
政府は29日にも県に申請する方針でこうした中で地元名護市が揺れています。4日から始まった名護市議会の3月定例会では就任4年目のことしを「正念場」だと位置づける稲嶺市長が施政方針を述べました。
この中で稲嶺市長は「辺野古の海にも陸にも新たな基地は造らせない」という自身の考えを改めて、表明し次のように述べています。
稲嶺市長は「将来に悔いを遺さない選択と施策、20年、30年先を見据えた街づくりを目指し、今、何をすべきか、市民とともに考えたい」と話しました。
一方、こちらは、島袋吉和前名護市長。2月21日、普天間基地の辺野古移設を推進する市民たちが採択した決議文を携えて上京しました。
島袋前市長は「後々は埋め立て申請という段階に来ているわけですね。移設も最終じゃないかと思うんですが、その思いを込めて移設促進協議、または北部地域振興協議会としては最後の行動ということで」と話しています。
また島袋前市長は3日普天間基地で開かれたオスプレイの見学会に沖縄防衛局の招待で自身を含む北部地域振興協議会のメンバー10人が参加したことを明らかにしました。
これについて島袋前市長は「どうしても見たり触ったりしないと説明できないということで、まず見てこようということで」と話します。島袋前名護市長は5日に菅官房長官や小野寺防衛大臣と会う予定です。