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大型の旅客船の出入りが増加していることを受け、那覇港浦添埠頭で旅客船の事故を想定した第11管区海上保安本部と那覇市消防本部との合同訓練が行なわれました。

「海上保安庁と連絡を取って応援要請を頼む。海上保安庁の救助要請を頼む」

今回の合同訓練は旅客船が着岸の際に岸壁に衝突し、調理室から火災が発生、負傷者が多数出ているという想定で行われました。

洋上からは11管区海上保安本部、そして陸上からは消防が消火活動にあたり、その後、船内に入り負傷者の捜索と救助、船上と陸上をロープでつなぎ負傷者を救助する訓練が行われました。

第11管区海上保安本部の吉田正義専門官は「今まで大きな事故はないが、万一に備えて、何かあった時にすぐ対応できるということが大切だと思う。このような訓練は毎年続けていければ」と話します。

今回の合同訓練は大型クルーズ船など沖縄への旅客船の往来が近年増加していることを受けて行われ、11管区の持つ船内での救助活動の技術や消防本部の持つ救命作業の技術など、両機関はお互いのノウハウを共有し、より迅速な対応ができるよう連携を確認していました。