厚生労働省が5年に1度行う都道府県別の全国の平均寿命調査で、長年ランキング首位を獲得してきた沖縄の女性がついに3位に陥落しましました。
県福祉保健部・崎山八郎部長「男性が平成17年以来30位、女性が3位に陥落しました。長寿世界一を目指す沖縄県としては厳しい結果と受け止めています」
取材している秋山記者です。やはり沖縄は長寿の島として久しかったようですが、今回女性が3位、男性は30位と衝撃的な数字となりましたね?
秋山記者「平均寿命だけをみると男女とも上がっていますが、都道府県別にみると男性30位、女性3位という衝撃的な数字となりました。1995年までは沖縄はずっと1位つまりもっとも長寿の県だったわけです。しかし、男性が4位になり、その5年後には26位にまで下がる結果となりました。そして、今回ついに女性も首位を明け渡すという結果に。街でも驚きの声が上がっていました」
やはり、気になるのはその原因なんですが?
秋山記者「今回の発表の中で最も気になったのは、女性の死因の中で肝疾患による死因が全国で1位だったということです。肝疾患の原因いうとお酒の飲みすぎや肥満などがあげられ、やはり食生活というのが一番の問題になってくるようです。県栄養士会の下地会長にお話しを伺いました」
県栄養士会・下地会長「食べすぎ運動不足でたまった脂肪が肝臓に負担をかけている。県民の飲酒率の高さも肝臓に負担をかけている。団塊の世代から若い世代の死亡率が多いので、今後意識して健康管理を頑張らないと。本当に危機的状況」
秋山記者「日常の積み重ねが寿命につながるわけですから、いつまでもおいしい食事おいしいお酒を飲むためにも気を付けたいですね。また沖縄は健康診断や人間ドックの受診率も低い事があります。定期的に受診し自分の体と向き合う時間を作ることも大切だと下地会長は話していました」