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これまで養蚕やシルク、桑の葉を使った食品などこれまで様々な商品開発を通じて町おこしを図ってきた浦添市がお菓子で観光業を振興させようと18日、シンポジウムを開きました。

浦添市が打ち出した新たな観光政策は地元のスイーツ専門店やカフェを資源にする、その名も「スイーツ観光」。シンポジウムでは、市内で人気の洋菓子店が試食をふるまったほか有名なパティシェたちの店が並ぶ、東京の自由が丘を手本にしようと、商店街振興組合の岡田一弥さんを講師に招きました。

もともとファッション店が多く女性に人気があった自由が丘での取り組みを紹介した岡田さんは「街が持っている気風や特徴は気づきにくいが、実はすでに街の中に存在している」と説明。まずは地元からリピーターを生み出し、観光客に発信していくのはどうかと話していました。

浦添市観光協会の仲座大輔さんは「浦添市には大きな観光施設がありませんので、地域の中で地域の人たちが喜んでいるものを観光客のみなさんに提供できないかなと考え方を持っていきたいと思っています」と話していました。

「スイーツ観光」はネットなどを使って浦添市を発信する一括交付金事業、「まるごと浦添情報発信事業」の一環で、2012年度の事業予算は3千万円です。