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任期満了に伴う浦添市長選挙は、きょうから3日攻防に入りました。現職と新人あわせて3人の候補者は、さらに熱の入った舌戦を展開しています。その一方で候補者の政策にほとんど差はみられず、有権者の判断が注目されます。金城記者の報告です。

三つ巴となった浦添市長選。新人の松本さん、現職の儀間さん、新人の西原さんの3人は、連日、街頭に出て支持を訴えています。

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松本哲治候補「45歳、働き盛り、責任世代、子育て世代の私が、この街の市町を担うということは、5年後も10年後も20年後もこの街の未来について責任を負うということでございます」

政党の組織力を持たない松本さんは若さをアピールし、連日のように練り歩きで支持を訴えています。

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儀間光男候補「産業を振興し、職業を求めて職場を安定させる。この4期目はそれを拡大発展させていって、まんなか世代の安定を図っていかなければならないという大きな課題があるわけです」

4期目を目指す現職の儀間さんは、前回の選挙同様「市民党」を掲げ、3期12年の実績を強調して支持を訴えています。

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西原広美候補「45年間の行政経験と培ってきたノウハウを駆使して、浦添市の市政を刷新し、夢と活力のある理想郷・浦添を築いてまいりたい」

自民、民主、社民、社大という与野党相乗りの西原さんは、市政刷新を掲げて支持を訴えています。

今回の市長選挙は子育て支援や西海岸開発など、3人の候補者の政策に大きな違いはなく、那覇軍港受け入れ問題についても、大きな争点にはなっていません。有権者は市長選に何を求めているのでしょう。

有権者「こどもの予防接種の支援などについて、もっと手厚くしてほしい」「小さい子がいるので、子ども、子育てにやさしい政治」「福祉とか子どもの問題とかいろいろあるので、できたら保育園とかの充実、徐々によくなってはきているんですけど、もう少し拡大してもらうと助かります」「那覇の隣ではありますが、競い合うというような発展をしてほしいと思います」

3人の候補者とも、無党派層といわれる若者世代への浸透を図る選挙運動に重点的に取り組み、支持拡大につなげる戦略です。期日前投票の取り組みも徹底させています。終盤戦に入り、3人の候補者もそれぞれが手ごたえを感じている様子です。

松本哲治候補「市民と握手したり、声を交わしたり、街頭の車からの声援も含めて、これから新しいものを求めていく、何か変わっていくことを期待している、そういう市民の期待感を感じます」

儀間光男候補「市民の反応、市民の激励、市民の協力、力強いものを感じます。きっと市民の信託を得て、向こう4年間、さらに市の経営を務めていきたい」

西原広美候補「けさの遊説カ―で、手振りで回ってみたんですが、非常に反応が良くて勇気づけられました。手応え十分であります」

市政の継続か刷新か、政党か市民か。3人の候補者のキャッチフレーズ、政策の中身について、有権者はどう判断を下すのでしょうか。浦添市長選挙は今度の日曜日に投開票されます。