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アルコールや肥満など生活習慣による肝硬変が多い沖縄で骨髄液を使って肝臓の再生を促すという画期的な治療法が県内の病院で実施され、1日、会見が開かれました。
この治療法は山口大学で開発されたもので、厚生労働省からの研究認可を受けハートライフ病院が実施したものです。具体的には肝硬変の患者から骨髄液を採取しそこから白血球の一種である「単核球」を集め患者の血管に点滴で戻すものです。
これまで肝硬変の治療はドナーからの肝移植や薬を使っての現状維持しかできませんでしたが、患者自身の血液で肝臓の再生ができるということで患者への負担が少ないことが最大のメリットです。
山口大学医学部ではすでに19例実施され、なかにはC型肝炎が完治した例もあるということです。ハートライフ病院では2014年までに10例を目標に患者への臨床研究を実施したいと話しています。