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離島やへき地など医療過疎地で長年医療に従事した人に贈られる医療功労賞に県内から2人が選ばれ31日、表彰式が行われました。
2013年の医療功労賞には全国から104人が選ばれ、このうち県内からは歯科医師の嶺井浩さんと准看護師の那根幸子さんの2人が受賞しました。
嶺井さんは本土復帰前から、離島などで巡回診療を行い地域医療に貢献。また、那根さんは西表島を拠点に、周辺離島の診療所で准看護師として38年間19人の医師を支えたことが評価されました。
嶺井さんは「無我夢中でした。医者がいないときには掛け持ちしたこともあります。今は素晴らしい環境になっていると思います」と話し、那根さんは「医師の不在の時など急患が入らないかドキドキしていました。今は医者がいないということがなくなりましたので」とそれぞれ離島やへき地医療で苦労したことを思いだしながら、受賞の喜びをかみしめていました。
嶺井さんと那根さんは「今後もボランティア精神を忘れず活動していきたい」と話していました。