※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
小野寺防衛大臣は、副知事との面談を前に普天間基地を視察しましたが、住民が不安を持っていると宜野湾市長が求めたオスプレイ配備見直しについては、踏み込んだ回答を避けました。
小野寺防衛大臣は、宜野湾市の佐喜真市長の案内で、普天間基地を視察しました。佐喜真市長は、激しい騒音や夜間早朝の訓練で、住民から苦情が寄せられていることを説明し、オスプレイについて、次のように求めました。
佐喜真宜野湾市長は「オスプレイに対する不安というのを市民は持っていますので、ぜひこの配備見直しを」と話しました。
これに対し、小野寺防衛大臣は「合同委員会の規定違反にならないかどうかをしっかり精査をして、何か問題がありましたら、しっかり外務省通じて米側にお話をしてみたいと思っています」と述べました。
しかし、帰任前の会見で、嘉手納基地への空軍のオスプレイ配備について、アメリカ側とどのようなやり取りを行っているのかとの質問に対しては、「特に配備のことについて何か通知があるわけではありませんので、ないのにわざわざこちらで聞く必要もないんではないかと思っています。」と答えました。
小野寺防衛大臣は、このように述べ、オスプレイのさらなる配備を危惧する県民との温度差が浮き彫りになりました。