今、沖縄で人気急上昇中の音楽ユニット「きいやま商店」。>彼らの特徴はリズミカルな曲と石垣島の方言を交じえた楽しい歌詞にあります。
大ちゃん「2012年を振り返りたいと思います。では1月から!」りょーさー「長くない?」マスト「歯に挟まったピーナッツを食べてさっきのチョコレートだと振り返ったよ」
さらに、お笑い芸人顔負けのボケと突っ込み!このMCを楽しみにライブに来るお客さんもいます。
そんな息ぴったりの3人。実は従兄弟と兄弟。「きいやま商店」という名前も3人のおばあちゃんが石垣島で営む実在する商店の名前です。
おばあちゃん「みんなのおかげで若返っている。小さい時からユニークでユーモアがあってね」
幼い頃からいつも一緒に遊んでいたという3人。音楽好きも一緒。別々のバンドではありますが、同じ夢をみて東京や福岡で音楽活動をしていました。しかし・・・。
りょーさー「この2人は東京でメジャーデビューもして、CDも出して。僕は福岡でインディーズやっていて、芽が出なくて。音楽やめて島へ帰ろうと思っていた」
大ちゃん「子どもができて石垣に帰ろうかなと思って。喫茶店作っていましたからね、内装もして。始める予定だったんです」
それぞれが30代後半に差し掛かり、音楽で生活することをあきらめたり、活動の拠点を石垣島に移すことを決意。
2011年に3人は石垣島へ戻りました。きっかけはおばあちゃんのために1夜限りで結成したきいやま商店。それが、あっという間に話題となります。
りょーさー「人生が変わったね」
2012年、ラジオやCMはもちろん、学園祭や祭りなどで引っ張りだことなったきいやま商店。県内外160ヵ所でライブを行ないました。
大ちゃん「濃い一年だった。いったいどこにいったのかあんまり覚えていない」
本格的なデビューから1年余り、もちろん石垣島ではすでに超有名人です。
小学生「きいやま商店だー」「BEGINときいやま商店が有名」石垣市民「石垣島の星です」
この人も…。
中山市長「大ブレークしてますので、ぜひ紅白目指していってもらいたい」
そんな人気を一番喜んでいるのは3人のおばあちゃん。島で行われるライブには必ず駆けつけます。
おばあちゃん「最高!何と言っていいか、胸がいっぱい自分の孫とは思えないね」
さらに石垣島を代表するあの人たちと来年3月に開港する新石垣空港のPRソングも作りました。
BEGINも認める実力の「きいやま商店」。年末最後のライブには2時間も前から並ぶファンの姿がありました。そんなファンの中には…。
そんな今年大注目の3人!今年にかける思いを聞きました!
「紅白歌合戦!紅白っていうのは石垣島では唯一の歌番組なんですよ。僕らの子どものころはケーブルテレビも民放もなくて。それに出ることはじいちゃんばあちゃんも喜ぶし、親孝行」
一度は島を離れ、それぞれの道を歩いていた3人が今年、生まれ育った石垣島から一つの夢に向かいます。