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普天間基地の名護市辺野古への移設に向けた環境アセスの補正書が18日に国から提出されたことを受け、県は19日朝から補正書を審査し、19日午前に受理しました。
18日夜、森本防衛大臣は環境アセスの補正書を県に届けたことを明らかにし、記者の質問に対し「タイミングを計ったわけではない。政治的な意味合いはない。次の政権に埋め立て工事申請はお願いするというか、引き継ぐことになる」と述べました。
一方、仲井真知事は19日朝、那覇空港で取材に対し、この時期の報告書の搬入は不可解だとして「どんなふうに補正しているのかいないのか、内閣が一週間で交代する時期に、こういうものを送ってくるという意味がちょとね。オスプレイの訓練も日本全国に散らすんだとか、いろんなこと言いながら、この防衛大臣ななんで今頃こんなことやるのか」と話していました。
また、稲嶺名護市長は記者団に対し「差別そのものが、言葉とは裏腹に行動で表されてきたと」述べました。
アセスの補正書が搬入されたことを受け、県は19日朝から関係する3つの課で審査を開始し、条例や法律に定められた記載すべき項目に欠落などがないかを確認し、19日午前に受理しました。
評価書の審査をめぐっては、2011年12月に国から提出された際、記載項目の一部が欠落する不備が県の審査で見つかっています。