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ベトナム戦争当時沖縄に駐留していた元アメリカ軍人たちが県内で猛毒の枯れ葉剤を使ったと証言している問題で政府はこれらの証言や公文書の内容について全て否定する考えを示しました。

外務省沖縄事務所の川口鑑三外務事務官は14日、市民グループに対し「いつ、どこで、誰に問い合わせて、どういう風に回答したのかについては、回答は困難であると」とアメリカ政府とのやり取りについては明かせないと説明し1972年、沖縄に枯れ葉剤があったと書かれているアメリカ陸軍関係機関の公文書については内容が不正確との見方を示しました。

また沖縄での枯れ葉剤被害で補償を認定された人が2人いることは把握しているものの日本政府として詳しく調べる考えがないことを明らかにしました。

この問題を巡っては2012年11月、被害を証言した元軍人の女性が亡くなっていて、他の元軍人たちからは一日も早い事実解明を求める声や沖縄の人たちの被害を心配する声が高まっています。