シリーズでお送りする「あすを選ぶ」。きょうは各党の重要政策を比較してみます。小選挙区または比例九州ブロックに、候補を立てている政党についてお伝えします。
まずは、各政党のスローガンです。選挙公約の表紙と合わせて見ていきましょう。
民主党『動かすのは、決断。』
国民新党『日本再起動』
自民党『日本を、取り戻す。』
日本未来の党『「卒原発」も「脱増税」も』
公明党『日本再建』
日本維新の会『今こそ、維新を。』
日本共産党『提案し、行動する。』
みんなの党『闘う改革。』
社会民主党『生活再建』
幸福実現党『日本、危うし!』
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【脱原について】
街頭インタビュー・男性「脱原発の方向性を持ってやっていってくれる方がいいと思いますけど、今すぐに原発はなくせないと思いますので、少しずつ減らしていくというのが妥当なんじゃないかと思いますけど」
街頭インタビュー・男性「なくして国民の負担が少し上がってもその方向性は維持した方がいいという風には思います。人類がこのまま生存していく限りにおいては」
将来のエネルギー政策をどうするのか。10年以内、2020年代、2030年代など、時期は様々ですが、大半が将来に向けて原発縮小傾向の政策を掲げています。
幸福実現党は原発推進、自民党は、全ての原発をどうするのか3年以内に結論を出すとしています。
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【消費税について】
街頭インタビュー・女性「あんまり極端に上げられても嫌ですけど、減税とか言っても果たして可能なのかなとかすごい疑問があるので、本当に可能なことを言って欲しいなって思います」
民主・自民・公明、3党の合意で決められた消費税の増税。この3党と、政権を担っている国民新党は、増税分を社会保障費とすることや、低所得者対策をうたっています。
日本維新の会は、税率11%を目安に、消費税の地方税化を訴えています。
未来の党・共産党・みんなの党・社民党・幸福実現党は増税反対です。
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【TPPについて】
街頭インタビュー・女性「沖縄としては農業国でしょ?だからそういったのが自由化されれればもう狭い国どうにもならんから」
街頭インタビュー・男性「TPPが導入された方が、ちゃんと海外に進出する機会があるっていう話ですし、一概に否定も出来ないかなと思ってて、そのことについてちゃんと言及している政党を選びたいですね」
自由貿易を推進する、TPP環太平洋パートナーシップ協定。明確に賛成しているのは、みんなの党と幸福実現党。逆に反対しているのは、未来の党、共産党、社民党です。
それ以外の各党の政策は何とも分かりにくい表現です。民主党は「政府が判断」、国民新党は「現状では反対」。自民党は「聖域なき関税撤廃」には反対、公明党は「国会で十分審議する環境を作る」維新の会は「国益に反する場合」は反対と、いずれも明確な判断を保留しています。
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【外交・沖縄について】
街頭インタビュー・女性「あんまり多くて、党が多くて、ちょっとあれですねぇ」「オスプレイというの?あれがなかなか解決しないし」
街頭インタビュー・男性「一番我々からすると、一番県民として身近なことなんで、本来はそこが一番フォーカスされなきゃいけないんですけれども、なかなか出てないっていうのは確かに事実ですね」
民主党、国民新党、自民党、公明党、維新の会は基本的に日米関係の強化をうたっています。
未来の党は東アジア外交を重視。沖縄の負担軽減については、共産党、みんなの党、
社民党に加え、国民新党も日米地位協定の改定を訴えています。幸福実現党は、非核三原則の廃棄、核武装の必要性を強調しています。