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住民からは健康に対する不安の声も上がっています。うるま市で起きた原油流出事故で、施設を管理する沖縄ターミナルの代表者が28日、県を訪れ謝罪しました。

この事故は7日うるま市平安座島の石油備蓄基地で貯蔵タンクのふたの役割をする浮屋根が沈んだことで、タンク内の原油が外部に流出したものです。

事故を起こしたタンクは浮屋根が無い状態で現在も原油が残っているため二次災害の危険性や、原油から出る有害物質や異臭が問題視されています。

28日、県庁を訪れた沖縄ターミナルの三溝芳春社長は事故の概要や現在のタンクの状況を説明し「県民や関係者に大変ご迷惑をかけてしまった」と謝罪しました。

これに対し与世田副知事は、「同じ様な事故が起こらないよう、1日も早く解決して欲しい」と再発防止策の徹底と、事故の原因究明を求めました。

三溝社長は「臭いというのは非常にキツイ臭いがしてると、本当にご迷惑をかけてると、そういう風に認識してます」「特定有害物質の検診ということで中部医師会と、どういう形で皆様の健康を確認しようか検討している」と話しています。

平安座地区の住宅地では24日にも環境基準値のおよそ3倍の有害物質、ベンゼンが検出されているということです。