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普天間基地所属のアメリカ兵1人が脱走したとして、在日アメリカ軍が警察に逮捕要請を出していることがわかりました。
県基地対策課によりますと今月19日、外務省から神奈川県にある渉外知事会の事務局に対し、アメリカ兵1人が脱走したとの情報が入ったということです。
アメリカ兵は今月9日に脱走したと認定されていて、在日アメリカ軍から日本の警察に対し、見つけた場合は身柄を確保するよう逮捕要請が出されたということです。
外務省は関係自治体への対応については「極めて事務的な手続きでやる」と述べ、沖縄側に直接説明するシステムはないとして、兵士の情報については多くを明らかにしていません。
2008年には神奈川県で脱走した兵士がタクシー強盗殺人を起こしたケースもあります。宜野湾市長の佐喜真市長は「こういう時期に脱走という組織としてはありえない話だ」と非難しました。
アメリカ兵に対しては深夜外出禁止令が発令されていますが、こうした中で相次ぐ事件や今回の脱走に、改めてアメリカ兵のモラルとアメリカ軍の綱紀粛正の実効性が問われそうです。