Qリポートです。きょうは、先週名護市で開かれたミニボウリング大会についてです。名護市のお年寄り973人が参加したこの大会には、最高齢102歳のパワフルなおばあちゃんも参加していました。
今年で12回目となる名護市のミニボウリング大会。地域の交流と体力づくりに励んでほしいと名護市社会福祉協議会が毎年開催しています。今年も65歳以上のお年寄り973人が集まって競い合いました。
この大会を心待ちにしていたのは、金城順子さん、102歳。踊ったりグラウンドゴルフをしたりと、体を動かすことが大好きなおばあちゃんです。
大会5日前、順子さんを訪ねると・・・。この日は、ミニボウリング大会に向けて、地域の人たちとボウリングの練習へ。向かったのは、名桜ボウル。ミニボウリングではありませんが、順子さん!大丈夫ですか?
重いボールも両手で握りしめ力いっぱい投げるその姿は、102歳とは思えないほどしっかりした足腰です。疲れもみせずひたすら投げる!投げる順子さん。軽々と1ゲームを投げ切りました。
一方、東江区からは、大兼久カメさん105歳も大会に向け励んでいます。こうしてみなさんこの日のために力を蓄えてきました。
順子さんは、若者には負けられないとパワー全開です。
「102歳、92歳、82歳、むる2歳(笑い)」
ここでミニボウリングのルールの説明です。1チーム8人。およそ7メートルの木製ピンをめがけて5回投げ、チームで倒したピンの本数で競います。同点の場合は、そのチームの合計年齢が高い方が勝ちとなります。
さて、順子さん率いる親川区チーム。練習の成果はいかがでしょうか・・・。
力とコントロール抜群の順子さん。ラスト5投目は9本のピンを倒しチーム内でもトップの成績を出していました。
順子さん「(Q.日頃の練習の成果が出てましたね?)上等でした。少しダメだった。(笑い)」
実は、カメさんは残念ながら、この日体調不良のため参加することが出来ませんでした。ばあちゃんが早く体調ががよくなるようにみんなで応援していますので大丈夫ですよ。
ミニボウリング大会は、ただ点数を競うだけではありません。コスチュームや応援でも表彰があるため、どのチームも熱を帯びています。
平良さん「えーい優勝狙ってまーす。豊原区です。名のごとく豊かな心をしていますので、いつもパワーはばっちりですかから公民館毎日にぎわっています。楽しい。」
平安名さん「よろしく。平安名太郎といいます。うちなー口でいふぉーなー太郎(変なたろう)」
平安名さん「(Q.太郎さんおいくつでいらしゃるんですか?)74歳。寅年頭剥げています。楽しいですよ。これがないと生きる価値がない。寿命がのびています。このために。」
81歳のおばあちゃん「とっても楽しよねーみんなでワイワイしながらね。一番楽しい。」
豪華な賞品をねらって繰り広げられたミニボウリング大会。順子さんのチームは、見事二位に輝き、さらに最高齢の表彰も受けていました。
「優秀、賞金城順子殿。あなたは、90歳の坂をやすやすと乗り越えて、お元気で華麗な技を披露してくれました。おめでとうございます。」
順子さん「ありがとうございます。」
105歳対102歳のご長寿対決とはなりませんでしたが、カメさんのチームもおばあちゃんのために力を合わせ頑張っていました。
大会後そんなカメさんを喜ばせることがあったんです。
カメさんのチームメイト「これよ賞状あずかってきたー」
カメさん「来年は行きます。思っているのきょうは、休んでも来年はいくよーって心に思っているからさー。」
地域のみなさんもカメさんの出場を楽しみにしています。
体を動かし、大きな声ではしゃぐ、その笑顔こそが元気になる源なのかもしれません。100歳を超える対決は来年こうご期待。