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うるま市の石油備蓄基地のタンクから原油が流出した事故で、周辺の住宅で法律に基づく許容限度を超えた悪臭が発生してことがわかりました。

沖縄ターミナルによりますと11月12日、事故が発生した石油タンクに最も近い平安座集落内の住宅で悪臭を調べた結果、悪臭防止法に基づく許容限度の15を上回る26という数値が観測されました。

これは「強い臭い」と表現されるレベルだということで、沖縄ターミナルでは近くの4つの地区にマスク2000枚を配るなどして対応しています。

また10日と11日の環境測定で大気中に含まれる有害物質ベンゼンの量が基準値の25倍になっていたこともわかっています。

現在、現場ではふたが破損したタンクから別のタンクに原油を移しかえていて、これまでに3万2200キロリットルが完了しています。