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おじいちゃんの夢だった個展の開催を叶えてあげたいと、七回忌をまえに子や孫たちが宜野湾市で絵画展を企画しました。手作りのギャラリーは、地域の人たちの間でも話題になっています。

宜野湾市の国道沿いで12月まで開かれている新垣善成さんの絵画遺作展。新垣さんは83歳で亡くなり12月、七回忌を迎えるのを前に新垣さんの作品を見てほしいと子や孫達が企画したものでギャラリーも手作りです。

新垣さんの孫の金武里美さんは「生きている間にやってあげられれば良かったんですけど、こうやってみんなで出来たことがよかったと思いますし、たくさんの方に見ていただきたいなと思います」と話しています。

新垣善成さんは、長年地元の風景を中心に絵を描き続け、沖展でも17回の入選を果たしました。会場には、亡くなるまで絵を描き続けた新垣さんの作品およそ100点が展示されています。

作品の中心は、宜野湾市の田芋畑の風景。今は、住宅地やショッピングモールが立ち並ぶ内泊地区ですが新垣さんの作品には、その頃の心地よい風が感じられるような、懐かしい風景が描かれています。

会場を訪れた人は「昔おもいだす。今、田芋畑ないよ。大山にしかない。みんな家が建てられている」「新垣さんが絵をかいていたのは、知ってたけど初めて見ました」と話していました。

新垣さんの遺作展は12月の命日まで開かれ開催後、これらの絵画は地域の自治会などに贈られるということです。