美しく透き通った体にぷりっぷりに引き締まった身。車エビの生産量日本一の沖縄。産地としては久米島や宜野座が有名ですが、美しい海が広がるここ南城市知念からも年間およそ40トンの車エビが出荷されています。
車エビを育てて30年の照喜名さん。知念には知念の車エビがあると自信を持っています。
板馬養殖センター・照喜名朗社長1「うちのエビは、この前のミスインターナショナルみたいな、世界に通用するような自慢できるエビ」
でもこの生け簀、ミスインターナショナルを泳がせるにはかなり濁っているようですが…。
照喜名さん「天然の車エビが水深20~30mに住んでいる。あえて植物性の珪藻というプランクトンでこの色を付けている」「この下にはエビが?」「潜ってみたらわかるよ(あははは)」
4つに区切られた生け簀にはおよそ400万匹の車エビが養殖されていて、注文に応じて水揚げします。そして海水より10度低いこの水槽で寝かせたあと、素早くサイズ別に分けて詰めていきます。起きたら暴れるので、寝ている間の時間が勝負。
照喜名さん自慢の車エビですが、9割以上が県外出荷。
照喜名さん「(Q:沖縄の人の口には入らない?)いやいやお金を出してくれれば入るんだけど、なかなか買ってくれないわけ。買ってくれればいいのに…」
となると気になるのがやはりお値段。照喜名さん1キロおいくらですか?
照喜名さん「セリになるから…内緒!」
高級な車エビ…。その行き先は東京の築地市場や全国各地に渡ります。
照喜名さん「やっぱり沖縄の産業になってますから、沖縄の皆さんに(食べてほしい)」
さて今月も、大城しま子先生に獲れたての活き車エビを使って簡単、おいしいレシピを紹介していただきます。
大城先生「きょうはクリスマスにもぴったりエビの香草焼きを作りたいと思います」
作り方はとっても簡単。ハーブミックス、にんにく、オリーブオイルを合わせたものを、車エビに塗って焼くだけ!
大城先生「最後に白ワインを大さじ1くらい入れて蒸し上げます」
見た目も味も豪華な一品!!これからが旬のいたんまの車エビ。年末年始の食卓にいかがですか?