続いては週末ホーム開幕戦をむかえたバスケットの琉球キングスです。前の試合で入ってきたうれしいニュースが金城茂之選手の復活!2度の前十字靭帯断裂を経て521日ぶりにアウェイのコートで復活し、いよいよこの週末、ホーム沖縄のコートに戻ってきました。
ブースター「(金城選手の復活を知って)感動してウルウルってきました。」
ブースター「3ポイントシュートと金城選手の速攻を期待したい」
「スターティング5、フロム浦添市、ナンバー6、金城茂之~」
金城茂之先発のアナウンスに待ちわびたブースターから歓声が沸きました。
キングス初優勝の立役者はこの3年苦悩の連続でした。3年前に右ひざの前十字靭帯を切った金城は昨シーズンの開幕直前、再び同じ靭帯を断裂、選手生活の岐路に立ちました。
金城茂之選手「頭真っ白ってよくいうじゃないですか、それがわかりました、こういうのだなって。なにも考えたくなくて考えると言葉悪いですけど“めんどくさい”ってなった。あんなに時間かけて仕上げたのものがこんな一瞬で切れるならまたやる意味があるのかなって思う方があの時は強かったですね」
頭をよぎった引退の文字。その文字を消してくれたのは、周囲からの励ましの声でした。
金城茂之選手「コートに立つ姿を見たいと言ってくれたので。いろんな人が声をかけてくれたのでそういう励ましの言葉をもらえたことが前を向けるきっかけになりました。与えられたチャンスなので僕もプレーヤーとしてこのチャンスをつかめるように」
金城、ブースターの前で代名詞の3ポイントシュートを決めます。
この日のキングスは前半滋賀にリードを許す場面も、めまぐるしく動くハードディフェンスこれ新生キングスのスタイル。相手の3ポイントも24秒バイオレーション。そしてこの直後でした。前半残り3秒。
やはりこの男は今季もやってくれます。後半再びコートに立った金城はディフェンスでも貢献。
遠山向人ヘッドコーチ「短い時間の中でディフェンスにしろショットにしろいい仕事をしたと思っています」
終始激しいディフェンスでゲームを作ったキングスはホーム連勝で西地区首位に、多くのブースターが金城の復活を祝福しました。
金城茂之選手「まだまだ課題は多いので修正しながら、支えてくれた人にプレーで恩返しをしていきたいと思っています」