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アメリカ軍基地と原発に共通する問題をテーマに、沖縄の戦後を描く高良憲義さんの個展が16日から那覇市で始まりました。

沖縄国際大学のアメリカ軍ヘリ墜落事故と搭載されていた放射性物質の問題を描いた「警察も調べられない島の米軍事故」と題する絵画。そして、福島第一原発事故と放射能がひろがる空を飛ぶオスプレイを表現した「原発と基地沖縄」。高良憲義さんは「原発とアメリカ軍基地」をテーマに、自然破壊や国家権力を問う作品を描いています。

高良憲義さんは「弱い島とか弱い県に(原発や基地を)押し付けてくるのは常套手段。これまでアメリカとか日本政府がやっていること」と話します。そして「季節の風が吹いてきたり、あるいは渡り鳥が沖縄に飛んで来たり、(生活が)一見明るく見えながら、気が付いたら被ばくしていると。放射能も基地も、自然とか文明を破壊すると意味では共通問題を抱えていると思う」と話していました。

この個展は那覇市民ギャラリーで、10月21日まで開かれています。