去年からその注目度がぐっと上がった女子サッカーのなでしこ集大成の舞台、高校選手権も夏から、男子と同じ冬に移行し、その県予選が7日、行われました。全国を目指す沖縄のなでしこ達の熱戦をご覧ください。
全国選手権につながる九州切符をかけた高校女子サッカー県予選。優勝候補は、新人・総体と2冠を誇る女王、美里。その注目選手は・・・
ボランチ仲松叶実。見事なパスセンスでゲームを作りながら、時にゴールも狙う、2年生にしてなでしこリーグからも注目される選手です。
キャプテン我部志季。一般までが選出対象の国体でも県代表を務めるチームのエースストライカー。
この2人を中心に今大会無失点で決勝まで進んだ美里。対するは、今年初めて決勝まで進んだ糸満です。
青のユニフォーム美里先制で始まった試合ですが、糸満の3年生が意地を見せました。
糸満・中西選手「失うものが何もないので。頑張って優勝って気持ちで」
美里、今大会初失点。この後も再び糸満仲西にミドルシュートを決められ、逆転を許します。
前半終了間際になんとか同点に追いつきますが、いつものペースがつかめません・・・
後半にはいっても、パスをつないで糸満ゴールに迫る美里ですが、あと一歩のシュートに選手そして観衆もため息。しかし女王、このままでは終わりませんでした。
美里・我部選手「とりあえず決めようって気持ちで、キャプテンでもあるしチームを自分が引っ張らないといけないので」
この得点で実は我部、ハットトリックを達成!その1分後、キャプテンが引き戻した流れを2年の仲松がしっかりつかみました。
結局このあと4得点をマークした仲松。後半の猛攻撃で、美里、新人・総体、そして選手権、「3冠」達成です。
美里・仲松選手「九州でも絶対3位以内に入って全国大会に行き、去年1回戦で負けてしまったのでその結果を超えられるようにまた一から頑張っていきたいです」