※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
普天間基地を飛び立った2機のオスプレイは、金武町のブルービーチ訓練場にその姿を現しました。ここには、年間1260回もの使用が見込まれている着陸帯「スワン」があり、QABのカメラが、そこに降り立つオスプレイを捉えました。
午前8時半ごろ、金武町のブルービーチ訓練場に現れたオスプレイ。プロペラを上に向けたヘリモードでゆっくりと着陸。着陸帯の感触を確かめるかのようにしばらく留まったのち垂直に上昇し、上空を旋回した。
5日に普天間基地から飛び立ったオスプレイは2機。
このあとも断続的に姿を見せ、キャンプハンセンの山あいでは、飛行機モードで速度を上げて飛ぶようす、着陸したと思われる場所から砂ぼこりが上がっているようすなどが確認された。
オスプレイが着陸した着陸帯「スワン」。
アメリカ軍が公表した環境レビューによると、オスプレイに替わるCH-46がここを使用するのは年間14回。しかしオスプレイになると、これが現在の90倍、1260回にもなるのだ。
環境レビューに書かれたことが現実になろうとしている。高まる不安に、金武町役場の担当者も駆けつけた。
金武町役場島袋さんは「CH-46に比べて大きく感じました。音も大きく感じました。今後またしっかり監視しながらやっていきたいと思っています」と話します。
しかし、ここで訓練をしたのはオスプレイだけではなかった。記者は「先ほどオスプレイがやって来た着陸帯にCH-46もやって来ました」とリポートします。
オスプレイと入れ替わることになっているCH-46。オスプレイが配備された後もまだ訓練を続けているのだ。オスプレイも旧型機も飛び交う現状。沖縄は今、もっとも危険な状態に置かれている。