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沖縄に配備されたアメリカ軍の新型輸送機オスプレイは5日午前、普天間基地を離陸し伊江島や金武町のブルービーチに着陸。東村高江の上空も飛行しました。
宜野湾市の嘉数高台から中継です。「およそ2時間の飛行を終えたオスプレイは普天間基地に駐機しています。」
午前8時20分すぎ、4日に訓練飛行を行ったものと別のオスプレイが普天間基地から離陸。その後に、尾翼の赤い隊長機も離陸しています。初めに飛び立ったオスプレイは金武町のブルービーチ訓練場で着陸。また、伊江島補助飛行場では尾翼の赤い隊長機がタッチアンドゴーを繰り返しました。
伊江島上空リポート「尾翼が赤い隊長機です。尾翼の赤い隊長機がきのう(4日)に続いてきょうも訓練飛行を行っています。ずいぶんと高度を下げてきました。そしてスピードも落としています。これから伊江島に着陸をして、またすぐに離陸をするという、『タッチアンドゴー』を始めるものと見られます」
その後、隊長機は東村高江の上空でも確認されています。きょうは、きのうと離陸のパターンを変えて、ほぼ垂直に上がりました。本格配備にむけ、着々と準備が進められている様子です。
普天間基地の北側、野嵩ゲート前では、5日も朝早くから多くの県民が詰めかけ、警察官や警察車両がゲート前を塞ぐ異様な状況の中、「オスプレイは出ていけ」「普天間基地は撤去しよう」と声を挙げています。
また、空には黄色のバルーン2つが掲げられ、抗議の意思を示しています。
参加した男性は、「これは県民に対する挑戦。日本政府と米軍による。絶対に許せないです」と怒りをあらわにしていました。抗議行動には市民団体などに属さない一般の人々も多数詰め掛けていて、オスプレイの飛行開始に県民の怒りは更に高まっています。