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宜野湾市大山の普天間第一ゲート前でも早朝から座りこみが始まりました。普天間基地の二つのゲートの機能を止めることも視野に、オスプレイ配備の撤回を求めています。座り込みの人たちは「県民の声も聞いてよ!あなたたちにも想いはあるんだろうけど」と訴えます。

朝6時過ぎにゲート前に座り込んだおよそ30人は、口々にオスプレイ拒否を訴え、警察と衝突する場面も。さらに、抗議しながら車をゲートの前で停止させるなどしたため、渋滞の列が一時、国道58号まで続きました。

山内徳信参議院は「沖縄県のすべての議会が反対決議をしても、県議会も反対決議をしているのにそれでも一顧だにしない。こういう日本政府のやり方、アメリカ軍のやり方はいよいよ直接民主主義、直接行動に出るしかない」と話します。

崎原盛秀さんは「行政も民衆も一体となって反対だという状況の中で、完全に無視した形で配備を強行すること自体、これは新たな琉球処分だと思います」と訴えます。

行政を預かる知事や市長も一様に厳しい表情です。

仲井真知事は「誠に誠に遺憾としか言いようがない。安全性がわけわからないもんね。どう対応するか今考え中です」と話します。

そして佐喜真宜野湾市長は「極めて遺憾であると言わざるを得ないし、言語道断だ。全県的な動きが必要でありますし、もっと言えば、国民の理解が必要ですから、国民のみなさんに対して、安全保障がある一方で過重負担をしている宜野湾市にとっても配慮してほしいと総理にも言いたい」と話します。

稲嶺名護市長は「今の日本政府、アメリカ政府の状況を見ていると、占領時代といいましょうか。例えば、サンフランシスコ条約で南西諸島を切り離した、ああいう感情・感覚がそのまま残っているのではないかなと思う」と話していました。