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朝5時。まだ辺りが真っ暗なこの時間。那覇市の泊漁港は熱気と活気にあふれています。特にこの魚のセリは…。
沖縄で最も多く漁獲されている海産物「マグロ」。ここで競り落とされたマグロはほとんどが県内消費。県民の食卓を支えるマグロだけに、仲買人にも気合いが入ります。
この道30年、糸満で水産加工会社を営む金城さん。どれを買い付けるかその顔は勝負師そのもの。
金城自由社長「我々は3時に起きます。そして4時には来て、魚の点検。何がいいのか、自分が買うものに狙いをつけて」
今朝の水揚げ高はおよそ50トン(大漁)!この日の最高値はメバチマグロのキロ1610円。数少ないメバチをものにしようと、仲買人の緊張が伝わってきます。もちろん金城さんも勝負に出ます!
金城さん。見事に競り落としました。
およそ200本ものマグロを豪快に買い付けた金城さん、今日の大物はこちら67.3キロのキハダマグロでした。
金城社長「魚の場合は女性と違って肥えていた方がいいですね。痩せていたら身の質も悪いですから、食べてもおいしくない。あははは…」
糸満の工場に運び早速解体ショーの始まり始まり。これだけの大物をわずか5分でさばく職人技!!金城社長も大満足の様子…。
金城社長「(Q:目利きに狂いは?)ないね、やっぱりこれで(よかった)。きょうも1日気持ちいいね~」
さて金城さんからいただいたキハダマグロ。きょうはどんな料理になるのでしょうか…。
大城先生「最近は柵で売られているので、お刺身にするのではなく、焼いてステーキにしたいと思います」
たっぷり黒こしょうをまぶし、強火で10秒ずつ周りを焼いたら完成。うまみが凝縮されたマグロのステーキ。バルサミコとポン酢2種類のソースで食べると、刺身とは違うマグロの味を堪能できますよ。