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尖閣諸島の周辺海域では接続水域や領海を出入りしている中国の監視船が確認されていますが、24日、中国の監視船4隻が、一時、領海に侵入しました。

海上保安庁によりますと、24日午前7時前、中国の監視船2隻が、久場島の北西や西北西から領海内に侵入しました。

また、午前10時40分ごろにもう1隻の監視船が大正島の北西から領海に侵入、一時、3隻が領海内にいたことになります。

3隻の監視船は、領海から退去したものの、午後になってあらたに1隻の監視船が一時、領海内に侵入し、午後2時までに中国の監視船4隻が、領海に侵入しました。

中国の監視船に対し海上保安庁では、領海の外に出るよう無線や電光掲示板による警告をしたところ、「ここは中国の領海である。日本側の主張は受け入れられない。巡視船は直ちに領域から出るよう」と中国語で応答があったということです。

18日以降、中国の監視船が尖閣諸島周辺の海域を航行するのは、24日で7日目となり、監視船が領海に侵入したのは、18日以来のことです。

24日午後3時現在、尖閣諸島の周辺海域では、中国の監視船12隻が確認されていて、海上保安庁では、引き続き、監視や警戒にあたっています。