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賛否両論のある死刑制度について考える意見交換会が23日、那覇市で開かれました。

那覇市の桜坂劇場で開かれた意見交換会には、フリージャーナリストの藤井誠二さんと映画監督の森達也さんが出席しました。

藤井さんは山口県光市で起きた少年による母子殺害事件を取材した立場から「被害者や遺族の感情を考えると死刑制度は残すべきでる」と主張しました。

一方、オウム真理教事件で死刑の判決を受けた信者の取材通して日本の死刑制度に疑問を持っている森さんは「死刑制度は仕組みなど分からないことが多い上、さらに命を奪うのは残虐的な行為である」と制度の廃止を訴えました。

会場からは、死刑問題に賛否の溝がなかなか埋まらない現実を反映して、賛否両論の意見に割れていました。