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鷹の仲間=ミサゴの英語名が付けられたアメリカ軍の新型輸送機「オスプレイ」。21日初めて日本の空に飛び立ちました。岩国でも、もちろん沖縄でも反発の声が高まる中、普天間基地配備に向けた準備が着々と進んでいます。

山口県の岩国基地への陸揚げからおよそ2ヵ月。駐機場では、21日朝、尾翼を赤に塗装した隊長機がローターを回し始め、滑走路へと移動を開始しました。そして、午前9時25分。そして記者が「オスプレイが動き始めました。助走をつけながら、ゆっくりと飛び立ちました」とリポートしました。

オスプレイは離陸後およそ2分で飛行機モードへの転換を終え、下関沖へと向かいました。試験飛行を受け森本防衛大臣は「海兵隊のオスプレイ配備というのは広範な意味で日本の安全保障問題にかかわる大切な措置であると」「岩国でのフライトが無事に終わるようにと希望しているところです」と話しました。

玄葉外務大臣は「日本の安全保障、東アジアの安全保障にとってオスプレイは不可欠。なぜならば、海兵隊の中核となる装備だから」「何とかご理解いただいたいと思っている」

藤村官房長官は「予定通りの行動であると受け止めています」と話します。海兵隊は、岩国基地で12機の試験飛行を行って整備状況などを確認した後、28日にも普天間基地への配備を開始する予定です。