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大型で猛烈な台風16号は沖縄の南の海上を北寄りに進んでいて、沖縄本島地方は15日午後9時過ぎにも暴風域に入る見込みです。甚大な被害の恐れもあり、気象台は最大級の警戒を呼び掛けています。

大型で猛烈な台風16号は15日午後5時には那覇市の南南東およそ290キロの海上にあって、1時間に20キロの速さで北北西に向かっているとみられます。

中心の気圧は905ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルで、中心から半径220キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

台風はこのあとも勢力をほぼ保ったまま沖縄本島を直撃する見込みで、本島地方は早ければ15日午後9時頃に暴風域に入るものとみられます。

この台風の影響で、那覇空港を発着する空の便は各社合わせて154便が欠航していて、およそ3万人に影響が出ています。また、那覇と離島を結ぶ海の便が朝から全便欠航しているほか、本島内の路線バスは市外線が午後6時から、市内線が午後7時から、都市モノレールも午後7時半から運休を決めています。

本島地方が暴風域を抜けるのは16日の昼過ぎから夕方にかけてとみられていて、16日も交通機関への影響が続きそうです。

気象台では記録的な台風になるおそれがあるとして、不要な外出を控えるなど、最大級の警戒を呼び掛けています。